早漏治療
早漏とは
早漏は英語では「Premature Ejaculation」と表記され、PEと略されます。日本では100万人以上の方が早漏の悩みを抱えているとされており、一般的な男性が平均6~7分で射精に達するのに対し、早漏の男性の射精までの時間は平均で2分弱程度という結果が示されています。
本来早漏とは、成功の際にパートナー(女性)が性的な満足を得られないうちに男性が射精してしまうことでした。よって、いくら射精までが短時間でも、パートナーが性的な満足感を得られている場合は早漏とはみなされません。現在では単純に射精までの時間が短いことを指すようになっており、一般的には2分未満で射精するケースを早漏と判断しています。
早漏の原因
早漏の詳しい原因については、実はまだ完全には判明していません。以前は陰茎の皮膚過敏を原因とする説が主流でしたが、近年はストレスや不安などの精神的要因が原因ではないかと考えられるようになってきています。
こういったケースの早漏であればプリリジーが効果的ですが、慢性尿道炎や慢性前立腺など、器質的な疾患によって早漏症になった方は、原因疾患の治療が必要になります。
早漏の治療法

現在、早漏治療のスタンダードは内服薬を用いた治療です。プリリジー(成分名:ダポキセチン)は世界で初めて早漏治療薬として承認された内服薬で、その服用により挿入から射精までの時間を3~4倍に延長させることが可能です。またED(勃起不全)の3人に1人が早漏を合併しているといわれていますが、プリリジーとED治療薬の併用は可能ですので、当院でも多くの方が併用されて効果を実感されています。
感度の問題が大きい方には局所麻酔のリドカインを含んだリドスプレーのご用意もございます。陰茎の感度が良すぎる部分に噴霧し、感度を落とすことで早漏を改善します。
また、プリリジーと同じSSRIと呼ばれる薬剤に分類されるパキシルにも早漏改善効果があります。パキシルの本来の適応はうつ病などの疾患ですが、射精障害の副作用を応用し適応外使用として早漏治療に用いられています。ただしパキシルはプリリジーほどの早漏改善効果はありませんので、しっかりとした早漏治療をご希望の方はプリリジーの服用をお勧めします。詳しくは各薬剤のページをご覧ください。
治療の流れ
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