日頃よりユナイテッドクリニック博多院をご贔屓賜り、誠に感謝申し上げます。
さて、昨日入ってきた経済ニュースによると、英国最古の玩具店「ハムリーズ」が、バンダイナムコアミューズメントとフランチャイズ契約を結び、2018年の11月30日に横浜で、そして2018年12月1日に福岡市のキャナルシティ博多OPAにオープンします。
ハムリーズは世界最古にして最大の玩具店であり、その歴史は1760年まで遡ります。昨今は、アメリカ大手の玩具小売業「トイザらス」のアメリカ本社が倒産したり小売業はインターネット通販に大きく苦戦を強いられています。そもそも、そんな「トイザらス」も1991年に日本に初進出した際は、町の玩具屋さんを閉店に追い込んでいるので、まさに玩具小売業30年の栄枯盛衰をダイナミックに実感していますが、1990年代後半から2000年代にかけて、玩具店だけでなく模型屋さんも閉店に追い込んだ主な要因は、(1)ネット通販(2)家電量販店の模型コーナーであり、私自身も玩具や模型が大好きとあって注目している業種です。それは置くとして、ハムリーズの特長はオモチャの実演販売にあります。実際にオモチャを触ってみて購入できる…これは、普通の小売業とは異なり、さらにインターネット通販にも存在しない大きなアドヴァンテージだと思います。バンダイナムコアミューズメントはバンダイナムコホールディングスの子会社です。親会社であるバンダイナムコホールディングスも、玩具業界売上玩具メーカー世界5位であり、ガンダムや仮面ライダー、ウルトラマンなど多くの版権キャラクターを取り扱っています。バンダイも、魂ネイションズAKIBAにて、タッチ＆トライという玩具製品を触れるイベントを開いているので、ハムリーズでも実演されるかも知れません。
英国王室ご用達の世界最古にして最大の玩具小売メーカーが横浜市と福岡市に出店する意図はなんでしょうか？おそらく、2都市とも「港町」であると言えるでしょう。進取の気性溢れる2都市を選ぶのも、もっともだと思います。また、好調な中国経済とアジア新興国市場のインバウンドを見込める福岡市は、絶好のマーケットであると言えるでしょう。
キャナルシティ博多は、ユナイテッドクリニック博多院から歩いて約10分ほどの場所にある日本初の本格的複合商業施設です。元々は鐘紡の工場だったのですが、1993年に福岡シティ銀行の子会社、福岡地所が土地を購入、着工を開始し1996年に完成しました。大抵こういった複合商業施設が建設されると他の地方都市などは、地元の商店街などは反対運動を起こすものです。しかし実際のところ、川端商店街側も客足を奪われるのではないかという懸念はあったものの反対運動はなく、むしろキャナルシティ博多を利用して人の流れを形成して行こうと積極的に動いたのは、流石、博多商人と言ったところでしょう。余談ですが川端商店街こそ本当の博多であり、彼らがこの街を発展させてきました。博多っ子のコメディアン・タレントである小松政夫さんも、キャナルシティ側の旧名「瓦町」出身で櫛田神社に近い出身地を誇りとしています。福岡地所サイドも、川端商店街と共生できないか折衝を重ね、櫛田神社入り口側に陸橋を設置し、今日の人口増加率日本一の街を形成しているのです。
川端商店街の西側は中洲になります。ユナイテッドクリニックをご利用して頂いた後は、キャナルシティ、川端商店街や中洲を散策されるのはいかがでしょうか。その際は、お気軽に事務スタッフに中洲周辺のオススメのお店など伺って頂いて結構です。
スタッフ一同、お待ちしております。
