プロぺシア

目次

AGA治療薬プロペシア詳細

AGA治療薬プロペシア詳細
薬剤名 プロペシア
製薬会社 MSD社
有効成分 フィナステリド
薬剤画像 プロペシア
用量 0.2mg・1mg
主な効果 AGA治療(薄毛対策)
主な副作用 性欲減退・勃起不全
薬剤の特徴 5年継続服用で治療実績98%
デメリット 服用中は献血不可

プロペシア (一般名:フィナステリド finasteride )

プロペシア

プロペシアは、有効成分をフィナステリドとするアメリカに本社をもつ製薬企業メルク・アンド・カンパニー社が開発した男性型脱毛症(AGA)の治療薬です。日本ではメルク社の子会社であるMSD(旧万有製薬)社が販売を行っています。プロペシアというのが商品名であり、フィナステリドは有効成分を指します。

プロペシアの主成分であるフィナステリドは元々、プロスカーという商品名で前立腺肥大症治療薬として使われていましたが、その後に薄毛の進行防止に効果があることが分かりAGA治療薬として開発されました。そのため日本の厚労省に相当するアメリカのFDA(米国食品医薬品局)においては、フィナステリドは前立腺肥大症治療薬とAGA治療薬の2つの認可を受けています。前立腺肥大症治療薬の場合はフィナステリド5mg錠になり、AGA治療薬の場合はフィナステリド1mg錠になります。日本では2005年に承認され、MSD社より販売されています。

プロペシアの主成分フィナステリドは日本皮膚科学会が公表するAGA治療のガイドラインでAランクに位置付けられています。Aランクの治療というのはガイドラインの中では最高のランクで「行うことを強く勧めることができる」位置付けにあります。

AGAの原因とヘアサイクル

髪の毛は通常、一定の周期で生え変わります。この周期を毛周期(ヘアサイクル)といいます。毛周期は、髪が成長する「成長期」・髪の成長が止まる「退行期」・髪が抜けるのを待つ「休止期」の3段階に分けられ、期間はそれぞれ成長期2~6年、退行期2週間~1ヵ月、休止期3~4ヶ月となっています。

しかしAGAの方はこのヘアサイクルの成長期が数ヵ月~1年と短くなり成長する前に抜けていってしまうことで薄毛が進行してしまいます。このヘアサイクルの成長期を短縮してしまう原因物質が男性ホルモンの一種であるDHT(ジヒドロテステステロン)です。DHTは男性ホルモンであるテストステロンが、主に男性の頭皮や前立腺に存在する5α還元酵素(5αリダクターゼ)と呼ばれる酵素によりDHTに変換されることで産生されます。

プロペシアの効果

プロペシアの有効成分フィナステリドは、AGAの原因であるDHTの生成を防ぎます。フィナステリドは5α還元酵素のうちのⅡ型を阻害する効果があります。このⅡ型は頭頂部と生え際に多く存在していますので、プロペシアを服用しDHTを阻害することで毛髪サイクルが安定し発毛効果にも繋がります。

「プロペシアが効かなくなった」「長期間プロペアを使用してると効果が落ちる」「プロペシアに耐性が出来た」など患者様から相談をいただくことがありますが、プロペシアが2005年に発売開始されて以降、現在までプロペシアの耐性に関しては報告されていません。発売元のMDS社によると海外では5年、国内では3年にわたる長期試験が実施されていますが、国内・海外ともに長期間使用してもAGAの進行抑制、改善効果が認められていますので、プロペシアに対する耐性は認められなかったようです。

発毛には個人差がございます。プロペシア(フィナステリド)はヘアサイクルを整え、抜け毛を防ぐことで現状維持をすることを目的としたAGA治療薬となります。

プロペシアの副作用

プロペシアの副作用は、臨床試験時に4.0%認めらています。主な症状はリビドー減退が1.1%、勃起機能不全が0.7%となっています。使用成績調査においてもリビドー減退が0.2%、肝機能障害が0.2%となっており、安全性の高さが伺える結果となっています。

プロペシアの服用方法・注意点

プロペシアは、1日1回毎日決まった時間に服用することで薬剤の血中濃度を安定させることができるようになります。極量の1mg錠を守って服用してください。1日に服用するフィナステリドを1mg以上服用してもAGAの治療効果に差がでないことが臨床試験によって証明されています。前日に飲み忘れたからといってプロペシアを1日に何錠も服用しないでください。

その他、注意として成分であるフィナステリドにアレルギー反応を起こしたことのある方、妊婦・妊娠している可能性のある女性・授乳中の女性は服用できません。子供に関しても安全性や有効性が確立されておりません。肝機能に障害をお持ちの方も注意が必要です。服用中に気になる症状がある場合はすぐに医師に相談してください。

プロペシア(フィナステリド)のジェネリック(後発医薬品)

以前から海外では特許事情の違いなどによりプロペシアジェネリックが製造・販売されていましたが、日本国内においてもプロペシアの特許が2015年に終了し、複数の製薬会社からプロペシアジェネリックの販売が開始されています。

ジェネリック医薬品の安全性や薬剤の効果は先発医薬品で確認されているため、後発医薬品では開発費や治験に掛かる莫大な経費が削減されています。そのため先発医薬品と同じ効果にも関わらずその価格はより安価なものになります。ユナイテッドクリニック福岡博多院でもプロペシアジェネリックであるフィナステリドを取り扱っております。詳しくはフィナステリドのページをご覧ください。

プロペシアを動画で解説

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